20代の頃、苛立っていて、焦っていて、人と自分を比べて、優越感を持つことに必死になっていた。
「これじゃない、これじゃない」って不満が多くて、転職を繰り返し、自分のことを好きになれない本音を隠しながら、人にサポートを求めるのも苦手で、「私は幸せなんです!」って顔をして強がって生きていた。
あれから30年。タイムマシンに乗って会いに行けたら、「あなたはとってもよくやってるよ。そのままで美しくて素敵だよ。正直に生きていて大好きだよ。」って言ってあげたい。そして、「大丈夫、あなたの50代はとても幸せなんだよ。家族のような仲間に囲まれて、自分の好きなことをして暮らしているの」と言ってあげる。
これを書いていて、思い出したワークが2つ。一つは、30代の頃に体験したNLPのワーク。80代になった自分に会いに行った。ハワイのホテルのバルコニーにいる80代の私に空を飛んで会いにいった。そのとき、年老いた私は「気持ちを込めてね」と30代の私に言ってくれた。(何をするにも気持ちを込めて大切におこなってね)というメッセージだなと理解できた。
二つ目は、4年前にマウイ島で受けたNVCのワーク。ワークでパートナーになったきくちゆみさんと向き合った。少し離れてしばらくジッと目を見つめ合う。ゆみさんの瞳の中に祖母が宿っている気がした。しばらく見つめ合っているとお互いの目から涙が溢れ、目の前に近づいてきたゆみさんが、「おばあちゃんだね」と言った。「そう」と私。「お前は私の誇りだよ、よく頑張ってるね。と言ってるよ」とゆみさん。本当にそれは祖母の言葉だった。ゆみさんとハグしながら、祖母がそこにいることを感じた。
こうやって、私たちはいつも時空を超えている。今に意識を集中すると、過去にも未来にも自由に旅ができるんだね。